映画のワンシーンのようでした(#くれたけ213)
くれたけ心理相談室の宿題📝です🌼
【Q,心が温まるお話し、ありますか😃?】
お世話になっている幼稚園さまでの出来事です☺️
こちらの施設の給食は、給食センターから届くスタイル。
給食と言ってもお弁当箱に入った同じメニューをみんなで食します。
とある、給食の時間。
ある子は、食後の園庭遊びに行きたくて
先生の方をちらりちりりと伺いながらお約束事となっている、
「食べ終わったら担任の先生へ給食の箱を見せる」をしないで専用の箱に戻してしまった。
この行動は初めてではなかったので、担任の先生は
「あれ〜?先生見てないなぁ。こんな風にしてしまうの嬉しくないなぁ。」と、だけ伝えました。
飛び上がるようにビクッとしたその子は、さささと後退りして席に座って食事を再会させる。
ぼやくようにして伝えたその言葉はその子にしか届いていない。
でも、その子は、
「悪い事」をしてしまっているという気持ちがあったことをきちんと、行動で見せてくれた。
先生のぼやきから始まったこのストーリー。
周りの子たちは先生のぼやきに気がつくこともなければ、誰かに伝えた言葉だとも思っていない。
クラスの子が減りタイミングを見て先生はその子の近くへ行き一緒に食事を始めました。
そして、
「何か食べたくなかったの?」とだけ尋ねた。
大粒の涙をたくさんこぼしながら「うん。」と頷き、食べ続けるその子。
本当は苦手でない事を先生は知っている。
芯の強い子なので、「苦手」と言ったものだけ残して綺麗に食べきっていた姿は可愛いくてちょっと笑ってしまった。
「相談してくれていいんだよ☺️」その一言だけの返事。
その子の涙はさらに溢れ出ていた。
先生は箸をおいてその子の机の床に座り「おいで☺️」と、手を広げたら
めいいっぱいの力で先生に抱きついていた。
その様子を、クラスにまだいた何人かのお友だちや、テラスの水道の子が気がついて
「大丈夫??」とか「一緒にいるよ。」って、
理由を聞くわけでもなく、背景も分からないのに心配をしてくれた。
ヒックヒックとなかなか止まらない気持ちを察して先生は、
「ちょっと愛情のお裾分けくれますか?」と、優しく声をかけてくれた子へお願いした。
もちろんと言うような笑顔で、遠慮なく来てくれたお友だち。
先生は涙する子を抱いたまま来てくれた子とギューっと抱きしめた。
ニコッと笑った胸の中のその子。
これは、効果があると気がついた先生。
もう一度、ギュ〜ってしながら
「◯◯さん、サンドウィッチ〜」と叫んだら、涙する子も抱きしめた子も大笑い😄
そんな様子を見たら、他の子もやりたくなっちゃう!!
今度は、止まない『ギュっギュっ大会』が始まった。
『注意する』とは、言葉で伝えるだけが方法ではないですね。
先生だけがリーダーシップでないこのクラスはいつも笑顔で溢れています🥰
心を回復させるのも、言葉だけではないですね。
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